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電話回線の種類と比較

電話回線の種類

「電話回線」にも実はいくつか種類があります。
現在では誰でも1台は所有している携帯電話やスマートフォンに使用される回線も電話回線のひとつです。ここでは、オフィスで使用される電話回線の種類について解説します。

固定電話回線

電話会社の交換局から屋内までをメタル線で繋ぐ、NTT東西電話会社が国営だった頃から国内の通信インフラとして整備されてきた最も歴史のある電話回線です。大きく「アナログ回線」と「デジタル回線」に分けられます。また、電話会社の自由競争によって基本料金や通話料金を安く設定した電話会社ごとのサービスも提供されています。

アナログ回線

1回線につき1通話の、一般家庭で最も多く利用されている回線です。NTT東西電話会社では「NTT加入電話」という名称で提供されています。
アナログ回線には黒電話の時代から利用されている「ダイヤル回線」と、ボタン式電話で利用される「プッシュ回線」の2種類があります。ダイヤル回線とプッシュ回線は同じ料金でありながら、プッシュ回線の方が通話先に早く繋がることや、プッシュ信号を使用した各種サービスの利用ができたりなどメリットが多いです。
利用にあたってはNTT東西電話会社への申し込みが必要です。一般的に電話加入権と呼ばれている「施設設置負担金(36,000円+税)」と「契約料(800円+税)を支払い、電話回線の契約と電話番号の取得を行います。(※現在は加入権が不要なライトプランもあります)

デジタル回線

1回線で2通話が可能で、オフィスで多く利用されている回線です。NTT東西電話会社では「INSネット64」という名称で提供されていますが、「ISDN」という名称の方が一般的かもしれません。デジタル信号を使用しているため、クリアな音声通話が可能です。
また、加入電話の基本料金が1回線あたり約2,500円なのに対し、INSネット64は約3,500円で2通話可能で、「電話とFAX」や「複数人での同時通話」などの同時複数通話の運用が必要な法人にはINSネット64がお得といえます。

おとくライン

ソフトバンクの通信設備を使用する電話回線サービス。中継電話会社を通さず、ソフトバンクの通信設備でお客様同士をお繋ぎしますので、通信コストを他の電話回線と比較して抑えることができます。ソフトバンク携帯への通話料が無料になる「ホワイトライン24」というサービスもあります。

050IP電話回線

IP電話はインターネット回線を使って通話を提供するサービスで、050で始まる電話番号で展開されています。IP電話サービスを提供する通信事業者にて申し込み契約が可能です。
大手通信事業者だけでなく、ISP(インターネットサービスプロバイダー)各社がインターネット接続サービスのオプションプランとして提供している場合も多く、安価に通話サービスを利用できます。また、同一通信事業者間での050通話は無料になるため通話コストの削減効果は大きく、法人向けにサービスが提供された当初は、拠点間通話のコスト削減ツールとして注目されました。
しかしコストが安い反面、光IP電話に比べて通話品質が劣ることや、110や119、0120などの番号へ発信ができないなどの制約もあり、オフィスの電話回線を050のIP電話のみで運用することは慎重に考えた方がよいかもしれません。

楽天コミュニケーションズの050IP電話サービス

楽天コミュニケーションズ株式会社が提供する050IP電話回線サービス。スマートフォンで050番号の発着信が可能になるため、外出先でも別の拠点でも同じ番号で発着信できる点がメリットです。また、楽天コミュニケーションズの050番号同士の通話が無料のため、内線連絡ツールとしても活用可能です。
オフィス内の配線工事が不要なため、フリーアドレスやサテライトワーク、在宅ワークなどの働き方改革にも最適です。

光IP電話

光IP電話は、IP電話と同様にインターネット回線を利用して通話を提供するサービスですが、大容量で高速通信が可能な光回線を使用することにより加入電話と同等の音声品質を持つことから、総務省より固定電話番号(03)の使用が許可されたIP電話サービスです。
NTT東西が提供する「ひかり電話」が有名ですが、現在は複数の事業者が光IP電話サービスを提供しています。
インターネット回線を利用するため電話回線を別途契約する必要がなく、基本料金等のコストが削減できると同時に通話料金も加入電話に比べて安く設定されています。同時通話可能数や電話番号数の選択肢も多く、オプションについても加入電話と同等のサービスが利用できます。現在、規模や業種を問わず法人に最適な電話回線サービスだといえます。

ひかり電話

NTTが提供するフレッツ光のインターネット回線を使った電話回線サービス。光回線1本で電話・FAX・インターネットが全て使用可能となります。基本料金・通話料金が格安なのはもちろん、ニーズ・規模に応じて4つのプランを選ぶことができるので、お客様にあった最適な使い方ができます。

クラウドPBX

クラウドPBXは、ビジネスフォンの機能をクラウド上に設置し、インターネット経由で利用できるようにした新しい電話機の仕組みです。
電話機を新しく用意しなくても、専用アプリをインストールしたスマートフォンや専用ソフトをインストールしたパソコンで利用できます。
インターネット環境(携帯電話の通信圏内を含む)があれば専用アプリ経由でオフィスの電話番号での受発信ができるため、オフィスの外にいてもゲストとの電話応対が可能です。
電話回線は、固定電話回線、光IP電話回線、050IP電話回線が利用できますが、インターネットがベースの仕組みであることから別途固定電話回線を利用することはコスト的に無駄といえます。光IP電話回線か050IP電話回線での運用をおすすめします。
コストは、ビジネスフォンのような機器が不要で、クラウドサービスの利用料金とアプリやソフトの利用料金(ライセンス料金)だけで済むため、ビジネスフォンよりも安く抑えられます。また、端末台数ごとの契約ができるため、最小限の台数で契約して必要に応じて増減することも可能です。
ビジネスフォンの機能に加え、外出先や自宅でもオフィスの電話番号が利用でき、電話機同士の内線通話が場所を問わずに可能なことから、テレワーク・在宅勤務にも重宝されています。

クラウドPBXについては、弊社でも「SPICA(スピカ)」という03と050の両方の電話番号に対応したサービスを提供させていただいております。ぜひお問い合わせください。

電話回線とインターネットの料金の比較

横スクロールでご覧いただけます。

  おとくライン(ISDN回線)
+光インターネット
NTTひかり電話
+光インターネット
クラウドPBX
+光インターネット
利用イメージ おとくライン(ISDN)-電話機 光インターネット-パソコン ひかり電話+光インターネット-電話機・パソコン クラウドPBX・光インターネット-スマホ・パソコン
通話料金 7.9円/3分 8円/3分 8円/3分
電話月額基本料※1 ¥5,730 ¥3,100※2 ¥580
オプション料金
転送サービス
¥800 ¥0 ¥0
インターネット
月額基本料※3
¥4,400 ¥4,400 ¥4,400
電話+インターネット
月額基本料※4
¥10,930 ¥7,500 ¥4,980
開通までの期間 遅い 遅い 早い

※1 同時3通話の場合
※2 ひかり電話オフィスA(エース)の場合
※3 NTT光インターネットファミリータイプの場合
※4 同時3通話の場合

現在のトレンド解説

オフィス向けの電話サービスは、固定電話番号(03番号)によるIP電話サービスの利用が可能になった、「ひかり電話」をはじめとする「光IP電話サービス」が現在の主流になっています。電話回線とインターネット回線を別々に用意する必要がなくなったことで基本料金が抑えられ、全国一律の通話料金体系と拠点間通話の無料化が実現したことで、通話料金が大幅に削減されました。

そしてPBX(主装置、交換機ともいいます)を物理的なハードウェアではなくクラウド上にソフトウェアとして設置する「クラウドPBXサービス」の登場により、スマートフォンをビジネスフォンとして利用することが可能になり、機器代金や工事代金が大幅に削減されるとともに働き方が多様化するオフィスワーカーの利便性が格段に向上し、大きな注目を集めています。

特にスマートフォンのビジネスフォン化については、サテライトオフィスやテレワーク、在宅ワークを導入する企業の生産性向上に大きく貢献しています。
また、新型コロナウィルスにより余儀なくされた突然のワークスタイル変更によって、多くの企業が電話システムの見直しによる検討〜導入を進めることとなりました。

クラウドPBXについては、弊社でもオリジナルサービス「SPICA」を提供しておりますので、是非ご検討ください。

電話回線の組み合わせ比較

ここではオフィスやワークスタイルの多様化を考慮し、業種や規模別の電話回線の組み合わせ事例を紹介します。

小規模オフィス

従業員数が5〜10名程度の小規模オフィスの場合、業種によって電話のオペレーションが大きく変わります。
例えば、訪問営業が中心の業態であれば日中は多くの従業員が外出し、オフィスには事務系スタッフしかいないケースが多いため、FAXを含めて3〜4回線程度を利用しているというのが一般的です。
また、ホームページ制作や動画制作などクリエイティブ系の業種であれば外回りをする営業やディレクターよりも社内で制作を行うスタッフの方が多いですが、社外との連絡を主に電話で行っている場合は6〜8回線程度は用意した方がいいでしょう。逆にメールやチャットツールを頻繁に活用している場合は2〜3回線程度でもいいかもしれません。
つまり、小規模オフィスで電話システムを構築する際に重要なことは、自社の業務オペレーションをしっかり把握して、回線数や電話機の最適な数を算出することです。
気を付けたいのは、外出している社員の携帯代や業務連絡コストを見落としてしまうことです。光IP電話サービスを利用して回線料金などの固定費を抑えるほかにも、クラウドPBXを活用して全体のコストを抑えながら業務オペレーションの効率を向上させることで、高い生産性を実現することができます。

中〜大規模オフィス

従業員数が100名を超えるオフィスになると、必要な設備が増えますので小さなコストの積み重ねが大きなコストになります。また、部署によって業務オペレーションが異なることもポイントです。
電話回線の基本料金や通話料金の単価など、小さなコストを妥協してしまうと全体で掛かるコストは当然大きくなります。また、部署ごとのオペレーション特性を無視したシステム構築をしてしまうと業務効率が下がり、無駄なコストの発生による生産性の低下を招く可能性があります。
つまり、小規模オフィスの項目で注意した点を部署ごとに置き換えて考え、全体のコストを見ながら最適な設備と数量、単価を検討していく必要があります。
規模や業種業態による違いはありますが、固定費を安くするために光IP電話は有効な手段です。また、社内連絡コストや業務オペレーションの生産性向上については十分な検討が必要ですが、クラウドPBXによる業務オペレーションの生産性向上は非常に魅力です。

多拠点オフィス

支店や営業所などを複数展開している企業の場合、1ヵ所に集中したオフィスと比べると拠点オフィスごとにPBXと電話回線が必要になり、設備投資が大きくなります。また、拠点間の連絡コストが日常的に発生します。
拠点間連絡コストについては、おとくラインや050IP電話の内線活用、ひかり電話オフィスエースでの通話内線化などで削減可能です。
また、クラウドPBXを導入することで物理的なPBXが不要になりますので、拠点ごとの設備投資は大幅に削減可能です。

分散型オフィス(在宅ワーク併用)

働き方改革やコロナ禍における自粛要請への対応として急速に進んだサテライトワークや在宅ワークによって分散型オフィスが増えています。これまでオフィスに設置していた電話システムでは対応ができなくなり、システムの変更や改修を検討されている企業も多いのではないでしょうか。
分散型オフィスの場合、オフィスだけではなく従業員も分散していることが多いため、旧来のビジネスフォンでの対応は現実的に難しいです。ビジネスフォンはPBXと物理的な配線で接続された専用電話機端末のみで稼働する電話システムであるため、基本的にはPBXが設置されたオフィス内でしか利用できません。オフィス外に分散した従業員が社内外と電話連絡を取るためには携帯電話を活用するしかなく、通話コストの増加や個人携帯利用によるセキュリティの問題などのリスクが伴います。
そこでスマートフォンをビジネスフォン端末として使用できるクラウドPBXの導入が急速に進んでいます。自社のオフィスだけでなくサテライトオフィスや自宅に分散する従業員をクラウドで繋ぎ、外線応答や内線連絡などの業務オペレーションをスマートフォンを使って実現します。専用アプリ経由での利用となるため、個別に電話帳の設定ができたり、携帯端末を紛失した場合にリモートでアプリを無効化できるなど、セキュリティ対策も安心です。

まとめ

オフィスの規模や業種の違いに加え、最近ではワークスタイルの多様化が進み、オフィスインフラに求められる要件が大きく変わってきています。
その中で、電話回線や電話機配線などの物理的な制約を最小限にするクラウドPBXの登場は、多くの企業の関心を集めています。
高速化と大容量化が進むインターネット回線とスマートフォンを最大限活用することで、回線基本料金や通話料金だけでなく設備投資も削減し、柔軟な働き方の中で高い生産性を実現しています。
是非ともクラウドPBXの導入を検討されることをおすすめします。

クラウドPBXについては、弊社でもオリジナルサービス「SPICA」を提供しておりますので、是非ご検討ください。

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